間質性腎炎

Pocket

240

間質性腎炎についてまとめる。

間質性腎炎とは?

臓器には実質と間質がある。腎における間質にはネフロン、集合管などが含まれる。構成する細胞は線維芽細胞や樹状細胞、マクロファージなどの免疫的細胞である。

実際は間質のみ障害されるのではなく、尿細管も障害されることが多いので尿細管間質性腎炎と呼ばれることが多い。TINには急性尿細管間質性腎炎(ATIN)と慢性尿細管間質性腎炎(CTIN)がある。

原因

  1. 薬剤(抗菌薬、NSAIDs、利尿薬、抗てんかん薬、他)
  2. 感染症
  3. 突発性(ぶどう膜炎を伴うATIN)
  4. 免疫疾患(シューグレン症候群、サルコイドーシス)

I型〜Ⅳ型までのアレルギー反応によって発生する。

間質性なので糸球体と血管は障害されないという特徴がある。

症状

薬剤性の場合、発熱・皮疹・関節痛が三徴とされる。また腎間質の浮腫によって側腹部痛を伴うことがある。

検査所見

まず、顕微鏡的血尿がみられる。さらに膿尿がみられることもある。蛋白尿はないか軽度であり、1日1g以下にとどまる。薬物性の場合は好酸球尿がみられることもある。尿中β2MG、尿中α1MG、尿中NAG、尿中γ-GTPの増加がみられる。

原因薬剤の検索にはリンパ球刺激試験が参考になる。さらに急性腎不全の特徴として腎の軽度腫大がみられる。ガリウムシンチグラフィーにおいては腎への集積がみられる。

治療

原因の除去が最優先である。原因の可能性がある薬剤を中止して十分な水分補給と安静をとる。予後は良好だがCTINに移行する例もある。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする